
このシリーズは、生活に密着した話題をお届けします。
私も20代で社会に出たときは、それはそれは分からないことだらけでした。

ぼくは縄張りとか近所付き合いが大変

今回は、一人暮らしの初期費用がどれだけかかるかを
見ていこと思います。
新生活を始める方は参考にしてください!

ぼくも引っ越したい

一人暮らししたいけど「初期費用って、結局いくらくらい必要なんだろう?」

「何にどれくらいかかるのか、全然想像つかない…」

では、一人暮らしを始める際に実際にかかる
「初期費用の内訳」
「目安となる金額」
を分かりやすく解説します
結論から言うと、一人暮らしの初期費用は、家賃の4ヶ月~6ヶ月分が目安と言われています。
例えば
家賃7万円の物件なら‥
7万円 × 4ヶ月 = 28万円
7万円 × 6ヶ月 = 42万円
つまり、30万円~40万円くらい準備しておくと安心という事になります。

ええ、そんなにかかるの!?

驚きましたか? でも大丈夫!
内訳を知って、しっかり計画を立てれば怖いものはありません。
では、一つずつ見ていきましょう。
一人暮らしの初期費用、主要な内訳はこれ!
初期費用は 大きく分けて以下の 3つのカテゴリー に分けられます。
① 物件契約にかかる費用
② 引っ越しにかかる費用
③ 家具・家電・生活用品を揃える費用

では、それぞれの詳細と目安を見ていきましょう。
① 物件契約にかかる費用
家賃の4~5ヶ月分が目安

これが初期費用の中で最も大きな割合を占めます。
不動産会社や物件によって金額は大きく変わりますが
主な項目は以下の通りです。
敷金 / 家賃の0ヶ月~2ヶ月分
家賃を滞納した場合や、退去時の原状回復費用に充てられる「預け金」。
何も問題がなければ、退去時に返還されます(クリーニング代などが差し引かれる場合あり)。
最近は「敷金ゼロ」の物件も増えています。
礼金 / 家賃の0ヶ月~2ヶ月分
大家さんへのお礼金。敷金と違い、こちらは返還されません。
「礼金ゼロ」の物件も多いです。初期費用を抑えたいならゼロ物件がおすすめ。
仲介手数料 / 家賃の0.5ヶ月~1ヶ月分 + 消費税
物件を紹介してくれた不動産会社に支払う手数料。
法律で上限が「家賃の1ヶ月分+消費税」と決められています。0.5ヶ月分やゼロの会社もあります。
前家賃 / 家賃の1ヶ月分
入居する月の翌月分の家賃を、契約時に前払いするのが一般的です。
例:4月15日に入居する場合、契約時に4月分の日割り家賃と5月分の家賃を支払います。
日割り家賃 / 入居日によって変動
月の途中で入居する場合、入居日から月末までの家賃を日割り計算して支払います。
日割り共益費 / 入居日によって変動
共用部分の維持管理費なども、家賃と同様に日割り計算されることがあります。
火災保険料 / 1.5万円~2万円程度(2年間)
ほとんどの場合、加入が義務付けられています。万が一の火災や水漏れなどに備えます。
鍵交換費用 / 1.5万円~2.5万円程度
防犯のために、前の入居者から鍵を交換する費用です。
保証会社利用料 / 初回 家賃の0.5ヶ月~1ヶ月分 / 年間 1万円程度
連帯保証人がいない場合や、保証会社との契約が必須の場合に利用します。
初回費用と、年間更新料がかかることが多いです。
物件契約費用を抑えるには?
「敷金・礼金ゼロ」の物件を探すのが最も効果的です。
フリーレント(一定期間家賃無料)付きの物件なども初期費用を抑えられます。
② 引っ越しにかかる費用
3万円~10万円程度(荷物量や時期による)

引っ越し費用は
「荷物の量」
「移動距離」
「依頼する業者」
「時期」
によって大きく変動します。
引っ越し業者に依頼する場合
荷物が少ない単身パックなら3万円台から可能な場合も。
家具家電が多い、繁忙期(2月~4月)の引っ越しの場合
10万円を超えることも珍しくありません。
複数の業者から見積もりを取って比較検討しましょう。
自分で運ぶ(レンタカーなど)
家族や友人に手伝ってもらえるなら、レンタカー代やガソリン代、お礼程度で済む場合も。
※ただし、手間と時間はかかります。
引っ越し費用を抑えるには?
荷物を極力減らす(不要品は処分!)複数の業者から見積もりを取り、比較する。
可能であれば繁忙期を避ける。
③ 家具・家電・生活用品を揃える費用
5万円~20万円以上(こだわりによる)

新しい生活に必要なものを一から揃える費用です。
どこまでこだわるかで金額は大きく変わります。
主要な家具・家電
冷蔵庫、洗濯機、電子レンジ、炊飯器、ベッド、カーテン、照明器具、テーブル、椅子
エアコン(備え付けられているか確認!)
これらを最低限揃えるだけでも5万円~10万円は見ておきたいところ。
生活用品
キッチン用品(調理器具、食器)
バス・トイレ用品(シャンプー、タオル、トイレットペーパーなど)その他(ハンガー、ゴミ箱、洗剤など)
これも1万円~3万円程度はかかるでしょう。
家具・家電・生活用品費用を抑えるには?
最初から全て完璧に揃えようとしない!
最低限必要なものから買い足していく。
リサイクルショップ、フリマアプリ、地域の「譲ります」情報などを活用する。
実家から持っていく。ニトリやIKEA、無印良品など、比較的安価なショップを利用する。
【家賃7万円の場合】初期費用シミュレーション

では、家賃7万円の物件で初期費用がいくらになるか?
具体的な例で見てみましょう。
※あくまで目安です。物件や条件で費用は変動します。
物件契約にかかる費用
敷金 7万円 × 0ヶ月 | 0円 |
礼金 7万円 × 0ヶ月 | 0円 |
仲介手数料 7万円 × 1ヶ月 + 税 | 約7.7万円 |
前家賃:7万円 × 1ヶ月 | 7万円 |
日割り家賃・共益費 仮に半月分 | 約4万円 |
火災保険料 | 2万円 |
鍵交換費用 | 2万円 |
保証会社利用料 7万円 × 0.5ヶ月 | 3.5万円 |
小計 約26.2万円 |
引っ越しにかかる費用
単身引っ越し(近距離・通常期) | 5万円 |
小計 5万円 |
家具・家電・生活用品を揃える費用
最低限の家電・家具・生活用品 | 10万円 |
小計 10万円 |
【合計】約41.2万円
このシミュレーションでは、家賃7万円の物件で敷金・礼金ゼロの場合でも、約40万円の初期費用がかかることが分かりました。
もし敷金・礼金がそれぞれ1ヶ月分かかった場合は、さらに14万円プラスされ、合計で55万円を超えることもあり得ます。

やはり「家賃の4ヶ月~6ヶ月分」という目安は間違っていませんね。
初期費用以外にかかるお金も忘れずに!

まだかかるの!!

初期費用を無事支払い、引っ越しが完了しても
生活するうえで必要なものがあります。
- 入居した月の光熱費(電気・ガス・水道)
- インターネット回線の工事費や月額費用
- 引っ越し後の食料品購入費
- その他、必要なものを買い足す費用
これらも考慮して、初期費用の他に予備費として
数万円~10万円程度は手元に残しておくと安心です。
まとめ 計画的な準備が成功の鍵!
一人暮らしの初期費用はまとまった金額が必要ですが、内訳を知っていれば焦る必要はありません。
① まずは物件にかかる費用(家賃の4~6ヶ月分が目安)を把握しよう。
② 敷金・礼金ゼロ物件やフリーレントなどを賢く活用しよう。引っ越し費用は見積もり比較&荷物削減で抑えよう。
③ 家具・家電は全て一度に揃えず、優先順位をつけよう。
④ 初期費用だけでなく、当面の生活費も計算に入れておこう。

この記事が、あなたの新生活の準備に役立てば嬉しいです。

計画的にいこう!
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