給料日前のカツカツ生活、将来のお金に対する漠然とした不安…
「一人暮らし、お金が全然貯まらない」
「毎月ギリギリで貯金なんて無理!」


今、この記事を読んでくださっているあなたは
もしかしたらそんな風に感じているかもしれませんね。
特に20代の一人暮らしは、家賃や食費、光熱費に通信費と、出ていくお金が多くて大変だと思います。
周りの友達と比べて「自分だけお金がないかも…」なんて落ち込むこともあるかもしれません。
でも、安心してください。
今、貯金がゼロでも、大丈夫です。
大事なのは、これから「どう始めるか」を知って、小さな一歩を踏み出すこと。
この記事では、20代の一人暮らしでも「無理なく」貯金をスタートするための、たった3つのステップを分かりやすくご紹介します。
特別な才能も、いきなり大きな金額を貯める必要もありません。
今日からできることばかりなので、ぜひ読み進めてみてください。
ステップ1:まずは家計を把握!20代一人暮らしの収入・支出「見える化」術
貯金を始める上で、何よりも最初に取り組んでほしいのが「お金の見える化」です。

考えてみてください。ダイエットをしたいとき、まず何から始めますか?
おそらく、今の自分の体重を知り、普段どんなものを食べているか記録するところからですよね。
お金も全く同じです。
自分が毎月いくら収入があって、何にいくら使っているのか?
正確に把握できていないと、どこを改善すれば貯金できるようになるのか分かりません。
感覚で「使いすぎてるな」と思っていても、具体的に何にいくら使っているかを知るのとでは、対策の立て方が全く変わってきます。
【超基本】家計簿アプリやノートで簡単にお金を見える化する方法
一番のおすすめは
「家計簿アプリ」を使うことです。

これが最大のメリット!一度設定すれば、自動で入出金の記録をつけてくれます。
手入力の手間が省けるので、ズボラさんでも続きやすいです。
食費、交通費、趣味など、使ったお金をアプリが自動でカテゴリー分けしてくれる機能があるものが多いです。
自分が何に一番お金を使っているか、視覚的にすぐに把握できます。
※もちろん、ノートに手書きしたり、Excelやスプレッドシートを使うのでもOKです。ご自身が一番続けやすい方法を選びましょう。
家計簿アプリは、銀行口座やクレジットカードとの連携機能が優れており、自動で入出金を記録してくれるものです。
具体的なアプリ名をいくつか挙げると、代表的なものとしては以下のふたつがあります。


これらのアプリは、多くの金融機関に対応しており、一度連携設定をすれば、日々の買い物の記録や給料の入金などを自動で取り込んでくれます。
手入力の手間が大幅に省けるため、特に「今まで家計簿が続かなかった」という方や、忙しい20代の一人暮らしの方に非常におすすめです。
アプリには無料プランがあり、基本的な家計管理(収入・支出の記録、カテゴリー分け、レポート表示など)は無料で利用できます。
まずはいくつか試してみて、一番使いやすいと感じるものを選んでみるのが良いでしょう。

ZAIMの画面(参考)
ステップ1の実践 - 収入・支出の記録と集計のやり方
家計簿アプリをダウンロードするか、ノートやスプレッドシートを用意する。
まずは1ヶ月、意識せず「いつ」「何に」「いくら」使ったかを正直に記録する。
※クレジットカードだけでなく、現金やスマホ決済も忘れずに。
給料やその他の収入も記録する。
1ヶ月経ったら、使ったお金をカテゴリー別に集計してみる。
「見える化」を続けるための注意点とコツ【挫折しないために】
最初の1ヶ月は、節約しようと意識しなくて大丈夫!まずはありのままのお金の流れを掴むことに集中しましょう。
正直に記録するのがポイント。
「これくらいならバレないか…」と隠してしまうと、正確な分析ができません。
集計結果を見て落ち込まないこと!「こんなに使ってたのか…」と思うかもしれませんが、現状を知ることが改善への第一歩です。
自分を責める必要は全くありません。
ステップ2 – 固定費・変動費を見直し! 一人暮らしの「隠れた無駄遣い」を見つける節約術

「見える化」ができたら、次はその結果を元に「無駄遣い」がないかを探していきます。
家計簿アプリなどで集計した結果を眺めてみてください。
意外と「え、こんなに使ってたの!?」と驚く項目があるはずです。
お金の支出は大きく分けて
「固定費」と「変動費」があります。
毎月ほぼ一定額かかるお金(家賃、通信費、サブスクリプション代、保険料など)
毎月金額が変わるお金(食費、交際費、趣味、被服費、日用品費など)
貯金をしたいなら、まずは「固定費」の見直しが効果絶大です。
一度見直せば、その後はずっと節約効果が続くからです。
一人暮らしでよくある「意外な無駄遣い」具体例リスト

家計をチェックすると、
これは「実は無駄だった…」という
お金が見つかることがあります。
ほとんど見ていない有料チャンネルやアプリのサブスク
契約内容が古くて高いままになっているスマホ料金
特典を使いこなせていないクレジットカードの年会費
必要以上の保障がついている保険
職場や家の近くで毎日買っているコンビニコーヒー
衝動買いして結局使っていないもの

これらはほんの一例ですが
あなたの家計からもきっと「あれ?」
と思う項目が見つかるはずです。
固定費・変動費の「削りどころ」を見つけるチェック方法
家計簿アプリや集計結果を見ながら、支出を「固定費」と「変動費」に分けてリストアップする。
特に固定費の中から、「これは本当に必要か?」「もっと安くできないか?」という目線でチェックする。
変動費の中から、「なんとなく使っているお金はないか?」「削れそうな項目はないか?」を探す。
「これなら削れそう!」という項目を1つか2つ見つける。
無理なく節約を続けるための心構えと注意点
いきなり全てを完璧にしようと思わないこと。
「毎日コンビニに寄るのを週3回にする」「見てないサブスクを1つ解約する」など、小さな目標から始めましょう。
無理な節約はリバウンドのもと!友達との付き合いや趣味など、QOL(生活の質)を下げるような無理なカットはしなくてOKです。続けられる範囲で。
固定費は一度見直すと効果が大きいので、まずは通信費やサブスクから取り組むのがおすすめです。
ステップ3 – 「使ってしまう前」に自動で貯める!20代一人暮らしの「先取り貯金」徹底解説
「見える化」で現状を把握し、「無駄遣い」を少し削る方法が見つかったら、いよいよ実践的な貯金方法です。
それが「先取り貯金」
これは、「収入が入ったら、使う前にまず貯金する分を別の場所に移しておく」という、貯金の基本中の基本であり、最も効果的な方法です。
多くの人が「使ったお金の残り」を貯金しようとしますが、これだと手元にお金があるとついつい使ってしまいがち。
「今月は使いすぎたから貯金できなかった…」となり、いつまでたっても貯金が増えません。
そこで考え方を変えます。
「先に貯金する分を取り分けて、残ったお金で生活する」のです。

こうすることで、意識せずとも毎月決まった額が自動的に貯まっていきます。
手元にあるお金は「使ってOKなお金」なので、罪悪感なく使うことができます。
「先取り貯金」はどうやる?銀行の自動積立設定など
一番簡単なのは
銀行の自動積立定期預金や自動振替サービスを利用することです。
給料が振り込まれる口座から、別の貯金用口座へ、毎月決まった金額を自動で移動させる設定ができます。
積立定期預金なら、一度預けたら満期まで引き出しにくいので、ついつい使ってしまうのを防げます。

ネット銀行などは、複数の口座を簡単に作れたり
自動振替の設定がしやすかったりするのでおすすめです。
ステップ3の実践 自動積金の設置方法と金額の決め方
貯金専用の口座を用意する。
(今使っている口座とは別の銀行や、同じ銀行でも目的別の口座を作るなど)
給料日直後の日付で、給料が振り込まれる口座から貯金用口座へ、毎月決まった金額を自動で振り込む設定をする。
金額は無理のない範囲で! 最初は月3,000円でも5,000円でも構いません。
「これならできそう」という少額から始めましょう。慣れてきたら金額を増やせばOKです。
「先取り貯金」を続けるためのポイントと注意点
貯金用口座は、キャッシュカードを持ち歩かないなど、簡単にお金を引き出せないように少し不便にしておくのがおすすめです。
最初は少額でも、毎月続けることが大事。1年続ければ、月5,000円でも6万円貯まります。
自動設定さえしてしまえば、あとは放っておくだけ。意志の力に頼らず貯金できるのが最大のメリットです。まずは1年続けてみることを目標にしましょう。
【まとめ】20代一人暮らしでも大丈夫!貯金ゼロから「無理なく」始める3つのステップ
この記事では、20代の一人暮らしでも貯金ゼロから無理なく始めるための3つのステップをご紹介しました。
1.お金の「見える化」: 家計簿アプリなどで収入と支出を正確に把握する。
2.「無駄遣い」を見つける: 家計を見直して、削れる項目を1つか2つ見つける。
3.「先取り貯金」の仕組み作り: 収入から先に貯金分を別の口座に移す自動設定をする。
どれも、今日からすぐに始められることばかりです。
「いきなりは難しい…」と思うかもしれません。
完璧を目指す必要はありません。
まずは1ヶ月だけ家計をつけてみる、サブスクを1つだけ解約してみる、月3,000円だけ自動で貯金してみる…
そんな小さな一歩から始めてみてください。
小さく始めて、それが習慣になれば、きっとあなたの貯金は少しずつでも着実に増えていくはずです。

焦る必要はありません。
あなた自身のペースで、まずは最初の一歩を踏み出してみてください!