【ゲーム企画者志望者必見】
仕事内容と企画力UPの6のステップ
※このサイトの「ゲーム」とは基本的には「ビデオゲーム」を意味するものとなります。
第1回 | ゲーム企画とは?未経験者向けに解説 |
![]() | ゲーム企画アイデアは日常に!発想のヒント |
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今回は 第2回


なのだ!
日常はアイデアの宝庫!

まず今回は、私が普段どのように日常からゲーム企画のヒントを見つけ出し
それをアイデアへと繋げているのか、具体的な例を交えながら4つご紹介します
面白いゲームのヒントは、私たちの日常の中に溢れているのです。

アイデア帳持ってパトロール ♡

それでは今回もよろしくお願いします!
①「あれ?なんでこうなっているんだろう?」という疑問を持つ

なんでも興味津々だもの

当たり前の日常にも
なぜ? もし の目で見れば
アイデアはたくさん潜んでいるのです
例えば
「電車の乗り換え」
毎日利用する電車の乗り換えですが、ここにもアイデアのヒントが隠れています。

さあ みんな
「電車の乗り換え」にアイデアのヒントが隠れています。
なぜ? もし の目で見て面白いアイデアを考えてみましょう。

なぜ、乗り換えってスムーズに出来るんだろ?
もし、乗り換え時間が極端に短かったらどうなる?
電車を何かに置き換えればスリリングなアクションゲームになるかも!


なぜ、駅構内ってあんなに案内とかが分かりやすいんだ?
もし、駅構内が複雑な迷路だったらどお?
パズル要素のあるカジュアルゲームに発展させられるかも!


なぜ、乗り換えっていっぱいしないんだろう?
もし、電車の乗り換え方でどこまでも行けたらどう?
出会いのあるソーシャルゲームになりそうね。

このように、いつもの行動や出来事に
「なぜ○○なの?」
「もし○○だったら?」
と想像してみると、ゲームの基本的なアイデアが見えてくることがあります。
そのアイデアはゲームの最小の骨格です。
「電車の乗り換え」が基で生まれたアイデアだとしても、それを何に生かすかは自由。
アイデアはいくらあっても困りません。
常日頃からアイデアを探すくせを身に付けましょう。

なぜ、ぼくは猫だけどなぜ日本語が話せるのか?
もし英語も話せて「アイムエータロー」ナンテネ

それじゃあ 次のアイデアのヒントを見つける方法は、、
②「好き」なことや「気になる」ことを起点として考える
自分の趣味や好きなこと
気になっているニュースやトレンドなどもゲーム企画の大きなヒントになります。
それは、自分が面白いと感じることは
他の誰かにとっても面白い可能性を秘めているからです。

ドライブだいすき

私も趣味はたくさんあります。
ではいいですか、、
例えば
「最近ハマっている料理」

私は最近スパイスを使った料理にハマっています。
自分の「好き」を起点にすることで
熱意を持って企画創りに取り組めますし
アイデアも生まれやすくなるのです。

スパイスだと調合する感じか?

ではまずは、スパイスで
アイデアを出してください!
スパイス🌶 を題材に
アイデアを考えよう!

味覚がテーマのパズルゲーム!
スパイスを組み合わせて、お客さんが求める「美味しい!」を作るパズルゲームはどう?
色とか形でスパイスを表して、混ぜる順番とか量で味が変わるんだ。
レシピ通りに作るモードとか、自分のオリジナルレシピを作るモードとかあっても面白そう!

スパイス収集アドベンチャー!
世界を旅して珍しいスパイスを集めるアドベンチャーゲーム!
いろんな土地で出会う人たちからヒントをもらってスパイスを集めるんだ。
集めたスパイスで料理を作ってストーリーを進めるゲーム。
どうかな?

スパイス調合バトル!
自分が調合したスパイスを使って相手の料理と味で勝負する対戦ゲーム!
どんなスパイスをどれだけ使うかで料理の風味や効果が変わってくるんだ。
相手の得意なスパイスを見抜いて、カウンターになるスパイスをぶつけるのが熱いんだ!

スパイスがテーマの育成シミュレーション!
自分だけの農園を作って色々なスパイスを育てていくの。
土の質や水質にこだわって新しい品種を開発したりするのよ。
育てたスパイスで色々な料理を作ってお店経営をするのもいいわ!

はい!
色んなアイデアが出ましたね。
じゃあちょっと実験です。
スパイスを他のものに置き換える事って出来ますか??
スパイスのアイデアを起点に別の表現をしてみよう!

じゃあ、、音楽に置き換えてみる!
色んな音楽のジャンルを組み合わせて新しいジャンルの曲を作るんだ!
その曲でキャラがライブをして、スポンサーやファンが付くミュージシャン育成ゲームはどお?

色に置き換えるんだ!
色を混ぜて新しい色を作るゲームはどお?
同じ色をたくさん作ったり特定の色を集めたりして遊ぶ 落ちものパズルにならないかな。

私は感情に置き換えてみるわ!
喜び、怒り、悲しみを上手に使って物語を進めるアドベンチャーゲームはどうかしら。
感情でキャラの特性が変わる対戦格闘ゲームとかもできる?

そう!
そんな感じです。
自分の好きなものをメインに据えてたままでも良いですが、好きなものを他の題材に置き換えてみるのもアイデア出しの訓練になります。
見た目を変えても面白さの本質は変わらないという事にも気付きます。

美味しいもの。
面白いもの。
愛されるものには 共通点があるのね
メモ
見た目を変えても面白さの本質は変わらない

では、次は3つめです!
③「不便さ」や「課題」を解決する視点を持つ
日常生活のちょっとした不便さや社会が抱える課題などもゲームの題材になり得ます。
こうなったらもっと便利なのに、この問題をゲームで表現できないかな?
そんな視点を持つことも大切なのです。

ぼくは猫だから映画館に入れないよ
変なルールだってば

そう言った事も含めて
なんでこんなルールなのかな?と
私生活で疑問に思う事ってありますよね?
例えば
「ゴミの分別」
地域によって異なるゴミの分別ルール。
時に複雑で面倒に感じることがあります。
日常生活でのちょっとした不便なことや、社会にある問題をゲームの仕組みに取り入れると、ゲームが面白くなるだけでなく、プレイヤーの学びや共感につながります。

ゴミの分別から得るアイデアだとしても、直接ゴミの分別を扱うのではなく、分別という作業に隠された
「仲間分けをする」
「良いところを見つける」
「決まり事を理解する」
「情報を整理する」
という大切な要素を抜き出してゲームの面白さに落とし込むのが良いと思います。

みなのもの!どうかな??

じゃあパズルゲーム!
いろんな物が落ちて来て
決められたルールで分類すると消えて無くなるパズルゲームはどお?
最初は簡単だけどレベルが上がるとルールが複雑になって反射神経だけじゃなくて思考も重要になる!
日常生活で無意識にしている「分類」が柱だからわかりやすいし、情報を整理する頭の体操にもなるんだ。

僕はシミュレーションゲーム。
色んな個性を持つ人達が集うコミュニティの運営をするんだ!
外見じゃ判断できない隠れた才能を見出して適材適所で活躍させる!
一見無用な個性も意外な場面で鍵になったり、いろんな価値観を尊重して「活かすこと」の重要性を体験できるゲームなんだよ。

わたしはアドベンチャーゲーム「失われた言葉の断片」!
バラバラになった言葉の断片を拾い集めて意味のある言葉や文章にするの。
断片の意味を推測しながら組み合わせていくと隠れたメッセージが少しずつ見えてくるの。
このゲームを遊ぶと少ない情報から全体像をつかむ力や、全く違うものを上手に結びつける力が身に着くはず!

はい。
「ゴミの分別」から思いもしないアイデアが出ました。
発想は人それぞれです。
どんな事でもアイデアのヒントになるんですね。

アイデア帳がパンクする勢いよ

次はいよい今回最後のアイデアを見つけるヒントです!
④他のエンターテインメント作品からインスピレーションを得る
映画、ドラマ、小説、漫画、音楽など、他のジャンルのエンターテインメント作品に触れることも、ゲーム企画のヒントになります。
ただし、そのまま模倣するのではなく、もしこの感動をゲームに生かすのならどうなるだろう?
という視点で考えることが重要です。

ぼく映画館入れないけど映画は好きなのです

世の中に溢れるエンターテイメントは感性を刺激されるものでいっぱいです。
いっぱい刺激を受けて自分の引き出しを増やすとアイデアの幅がぐんと広がります。
例えば
映画鑑賞

映画はゲーム企画の良質なインスピレーション源。
迫力ある映像はゲームの臨場感を高め、ストーリーや登場人物はゲームの骨組みやキャラクターのヒントになります。
映画独自の演出はゲーム体験を豊かにする仕掛けの発想にもなります。
映画から得たヒントを発展させることで新しいアイデアが生まれる可能性があります。

それでは
みんなは映画を観て何がゲーム企画に生かせると思ったかな?

ぼくは映像表現かな。
カメラワークや特殊効果は演出の参考になるし
自分はスローモーションの演出を観たんだけどゲームの時間を操る特殊能力と根っこのアイデアは近いなと感じたな。
その他にもゲームに生かせる映像表現はたくさんあると思う。

ぼくはお話しの組み立て方。
絶妙な伏線の張り方とか、アッと驚く展開は、ゲームのシナリオやクエスト設計に生かせるね。
伏線と回収を複雑に絡ませて、常に先が気になる感じが好きだから、そこをゲームに生かしたいな。

私はBGMと効果音ね。
映画の音と映像の一体感はゲームのサウンドデザインに絶対生かせるわ!
感情を揺さぶる音響効果は没入感を高めるのよね。

「朝起きたら地球が猫が支配する猫の惑星になっていた」
ってゲームが作りたい!
ゲーム企画アイデアは日常に!発想のヒント まとめ

今回は日常に潜むゲーム企画のヒントを4つの視点からご紹介しました。
では最後にざっとおさらいをしてみましょう。
1つ目
「あれ?なんでこうなっているんだろう?」という疑問を持つこと。
当たり前の日常の出来事でも「なぜ○○なの?」「もし○○だったら」とルールを考える視点で見てみると、面白いアイデアが生まれる事があります。
2つ目
好きなことを題材にしたアイデアを起点として、別のアイデアを考える。
まずは好きなテーマのアイデアを出し、そのテーマを、いろいろなものに置き換えて別のアイデアを考えてみます。それは企画創りの訓練として有用で面白さの本質の気付きにもつながります。
3つ目
「不便さ」や「課題」を解決する視点を持つこと。
日常や社会の不満はゲーム題材となりえます。ある事を「不便」と感じたら、そこから普遍的要素を抽出してゲームのアイデアに落とし込んでみる。
4つ目
他のエンターテインメント作品からインスピレーションを得ること。
映画や小説など他エンタメはゲームアイデアのヒントの宝庫です。そのまま模倣するのではなく「ゲームならどう生かせるか?」と言う視点で刺激やヒントを得て、自分の企画に生かしましょう。

いかがでしたか?
次回は「人気ゲームの分析」です。
それでは!

アイデア! 出た?
ゲーム企画者になろう 2
第2回 ゲーム企画アイデアは日常に!発想のヒント
おわり