SF愛に満ちた抱腹絶倒コメディ!隠れた傑作
「ギャラクシークエスト」
の魅力(ネタバレなし)

監督 ディーン・パリソット
脚本 デヴィッド・ハワード
ロバート・ゴードン
原案 デヴィッド・ハワード
製作 マーク・ジョンソン
チャールズ・ニューワース
製作総指揮 エリザベス・カンティロン
出演者
ティム・アレン
シガニー・ウィーバー
アラン・リックマン
トニー・シャルーブ
サム・ロックウェル 他
評価
SF愛
オマージュ
冒険
ネバーギブアップ
・「ギャラクシークエスト」その魅力を徹底解説
SFファンの間で「隠れた名作」「最高にクレバーなSFコメディ」として語り継がれている映画
それが1999年に全米で公開された「ギャラクシークエスト」(Galaxy Quest)です。
往年の人気SFドラマの出演者たちが、本物の宇宙で冒険に巻き込まれるという斬新な設定と、SF愛とリスペクトに満ちたパロディ描写が、観る者、特にSFファンを爆笑と感動の渦に巻き込みます。
SFファンはもちろん、そうでない方も楽しめる、この傑作コメディの魅力をご紹介します。
(※物語の核心に触れるネタバレはありませんので、未見の方も安心してご覧いただけますよ)
・落ち目の役者たちが宇宙を救う?!SFコメディの金字塔!
かつて一大ブームを巻き起こしたSFテレビシリーズ「ギャラクシー・クエスト」。その熱狂も今は昔。
番組終了から長い年月が経ち、メインキャストたちはすっかり「過去の人」となっていました。
栄光の日々にしがみつき、日々の糧を得るためSFコンベンションを渡り歩く、どこか寂しい毎日を送っていたのです。


覇気のないかつてのメインキャストたち。


キャストたちの登場を今かと待つ往年のファン。
しかし、カリスマ的なコマンダー・タガートを演じた主演のジェイソン・ネズミス(ティム・アレン)は、当時の栄光にまだ強く囚われたままであり、共演者たちからは煙たがられる存在でした。

嫌がるキャストもむりやり舞台へ上げさせます。

ジェイソンは、「ギャラクシー・クエスト」がまだ終わっていないと信じていたのです。

そんなジェイソンの前に突如現れたのは、奇妙な異星人「サーミアン」とその仲間たちでした。

彼らは驚くべきことに、「ギャラクシー・クエスト」を単なるフィクションではなく、宇宙の歴史に関する「本物のドキュメンタリー」だと信じていたのです!

そして、凶悪なエイリアンに故郷を脅かされた彼らは、「ギャラクシー・クエスト」のクルーに助けを求めて地球までやって来たのでした。

ジェイソンは全く事態を飲み込めないまま彼らに導かれ、他のキャストたちも、いつものコンベンションでのファンサービスの一環だと軽く考え、サーミアンの宇宙船に乗り込みます。


これがいつものファンサービス??
いや、違います!
そこで彼らを待ち受けていたのは、ハリボテのセットでも、綿密な脚本でもない、本物の宇宙空間と、彼らの命を脅かす本物の危機だったのです!

果たして、銀河の救世主として招かれてしまった落ち目の役者たちは、SFドラマの知識と役者魂だけで、絶体絶命の異星人たちを、そして宇宙を救うことができるのでしょうか?

彼らの繰り広げる、笑いと感動、そしてちょっぴり切ないSFアドベンチャーを、ぜひその目で確かめてください!
・なぜSFファンに刺さるのか?愛と敬意のパロディ
「ギャラクシークエスト」がSFファンから絶大な支持を得ている理由は、そのパロディ描写の秀逸さにあります。
そしてその魅力は、以下の点に凝縮されています。
- SFあるある満載
- 宇宙船ブリッジの操作方法、転送装置の仕組み、お決まりのセリフ、そしてすぐに命を落とす「赤シャツ」(使い捨ての脇役)など、「スタートレック」をはじめとする往年のSFドラマで「お約束」となっている要素が盛りだくさんです。
- これらの要素は、SF愛に溢れながらも容赦なくパロディ化されており、SFファンなら思わずニヤリとしてしまうこと間違いなしです。
- 主人公の威厳とエゴが際立つ描写も、SFあるあるとして楽しめます。
- 俳優たちの名演
- かつての栄光と厳しい現実のギャップに苦悩しながらも、予期せぬ宇宙の危機に直面してドタバタを繰り広げる俳優たちを、ティム・アレン、シガニー・ウィーバー、そして故アラン・リックマンといった名優たちが生き生きと演じています。
- 特に、皮肉屋のドクター役を演じたアラン・リックマンの演技は必見で、彼の新たな一面を見ることができます。
- コメディでありながら、本格SF
- 単に笑いを誘うだけでなく、物語の展開はSFアドベンチャーとしても見事に構成されています。
- 宇宙船の内部構造、エイリアンの高度な技術、そして敵との緊迫した攻防など、SF的な要素が細部までしっかり描かれており、単なるコメディ映画にとどまらない見応えがあります。
- ファンへのリスペクト
- この映画の根底には、作品や出演者を心から愛する「ファン」への温かい眼差しが流れています。
- 物語の重要な局面で、予想もしない形でファンが活躍する展開は、多くのファンの心を深く打ち、共感を呼びました。
・まとめ
笑って泣ける、最高の宇宙旅行!
「ギャラクシークエスト」は、SFコメディとして文句なしに面白いだけでなく、憧れと現実、虚構と真実の間で揺れ動く人間模様や、困難に立ち向かう勇気を描いた、心温まる物語でもあります。
SFの知識がなくても十分楽しめますが、SFドラマ、特に「スタートレック」シリーズにある程度親しんでいれば、その面白さは倍増するでしょう。
観ればきっと、あなたも彼らと一緒に宇宙を冒険した気分になれるはず。
まだご覧になっていない方は、この機会にぜひ、隠れた傑作「ギャラクシークエスト」の世界へ飛び込んでみてください!
観ないと損ですよ。
鑑賞した人の感想

最高だよ♪これ。宇宙人ものも、コメディものもあまり観ない私も最高に楽しめました。観てない方は是非鑑賞下さい。

なんにも期待してなくみたら度肝を抜かれた。本当面白かったし、時間があっと言う間に過ぎた。またみたい。

名作名作とは聞いていたけど、どうもジャケットで借りる気がしなかった作品。
設定も面白いし、ある有名なSFを見てたらたぶんもっと面白かった!!!
キャラクターたちの成長とともにくるラストの高揚感は素晴らしい!!!
うん。名作。

ただのB級かと思いきや、傑作。どこかで聞いた事のあるメロディ、この作品だったんだ!と気持ちも上がる。フィクションがノンフィクションに。設定が面白い。役者たちの演技も面白い。ネバー・ギブアップ、ネバー・サレンダー!

1999年の古い作品だけど某サイトでお勧めとして紹介されていたので試しに。
何でこの映画知らなかったんだろう?というくらいの秀逸さにビックリ。
某SFのパロディー(オマージュ)映画だけど、そちらを知らなくても全然問題なし。
ユーモアもあるけど感動もあり、102分の中に無駄な箇所が一つもない、SFコメディの最高傑作!!

SFコメディの中なら一番面白い!笑
ストーリーはベタなんだけどそれぞれのキャラがたってて面白い
いいね!
Filmarksに寄せられた感想の一部です

こんなに面白いのに
ほんとに知らない人多いのです!